「フラニーとゾーイー」・  J、Dサリンジャー(新潮文庫)    


僕が、この本を読んだのは、高校3年生の時(今もあるこの本は昭和56年の12刷版だが)で、例の「ライ麦畑で・・」が本屋になかったので仕方なくそれを買って読んだものだった。いや、本当は、短編集(ナインストーリーズのことか)を探していたんだけど、とにかく、しょうがなく読み出して、(それから、読み終わるまでに1年は掛かった。どちらかというと薄い本で、普通の人はこれを1日とか、2日で読み終わる人もいるかも知れないが)、僕はその間、高校の卒業式があったり、就職試験があったり、はたまた、卒業後にアルバイトを探したり、と環境ががらがら変わっていく時期での事だった。この本を読んで、何か感想を持つ人は殆どいないだろう・・・・・なんだかそんなふうに思いながら本を読み進み、やはりよく最後のところが納得できないまま本を読み終えた。それからも、いろんなところで、サリンジャー氏は取り上げられ、何か、若者の代弁者のごとく扱われている所は、僕から見ると、まったく的外れで、痛く哀れにも思えた。が、未だにサリンジャー氏のことを、そんなふうに言う人がいる事には僕は少し疑問を感じている・・・・・・。

とにかく、僕が田舎から出てきてから、今も残っている本は少ない。この本は、10代とか20代の人にはぜひ読んでもらいたい、僕のオススメの本となっている。(’04/11/10)
nifty books フラニーとゾーイー



Written by Miharu seino Hiratsuka ,haru.0313@nifty.com